2014年11月11日火曜日

亡霊とダンス

THE PINE HILL HAINTSの
アートワークによく登場する
インディアン姿の骸骨。

ど真ん中のアメリカン・カントリーでないのは
彼らによって土地を奪われた
ネイティブ・インディアンをリスペクトしているからではと思います。

アメリカ大陸開拓の歴史で
大量に犠牲になったインディアンたち。
その数ははっきりしませんが、
数千人とも数万人とも言われています。

そんな殺戮行為を止めさせ
自分たちの自由な生活と
バッファローたちを草原に戻す
お祈りの踊りが流行します。
その名も
ゴーストダンス。

結局踊っていたものは全員殺されてしまうのですが
この時、インディアンたちは
ゴースト・シャツと呼ばれる聖なる白いシャツを着用しており
死者の霊の歌を歌いながらダンスすることで
銃弾を跳ね返す力になると信じていたようです。

参考文献
ウンデット・ニーの虐殺

THE PINE HILL HAINTSの
フロントマン、
ギター/フィドル/VoのJamieの
卒業校、オーバーン大学にて
樹齢130年を超える樫の木に
心ない人が故意に大量の除草剤を撒き、
木を枯らしてしまう事件がありました。
対策本部が設置され
活性炭を混ぜた土壌に変えることで
救おうとしましたが
Jamieはネイティブ・インディアン、
スー族の戦士、Black Elkの言葉
国をまとめていた輪は
壊れてばらばらになった。
もはや中心はどこにもない。
聖なる樹は死んだのだ。
を引用し、
"Bone to Suffer"という曲を作りました。
そしてアルバム
"Wellcome to the Mid Night Opry"
の発売記念PVを
PINE HILL墓地で撮影したのです。

短い曲ですが、私は大好き!
当時の樫の木たちの様子がこちら。

さて、THE PINE HILL HAINTSのあの
インディアン骸骨は。
先日八王子で、
ウォッシュボード/SAW担当の
Katieに教えてもらったのですが、
ニューオーリンズの
マルディグラ(別名おっぱい祭り)
でパレードするインディアン、
Big Chiefたちだそうです。

最高です◎◎◎

そして忘れちゃならないこのアルバム!
THE PINE HILL HAINTS/GHOST DANCE

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